ライバルになった元上司
元上司が急に会社を辞めて4年ほど経過した。
時間が経つのは本当に早いものだ。
仕事に関して、色々と指導して頂いて大変お世話になった。
当時理解していたつもりだったが、今になって「ハッ!」とさせられることが良くある。
指導されていた色んな言葉が走馬燈のように駆け巡るのだ。
理解していたと思っていたが、今になって失敗や悩みが出てきたときに「ハッ!」と解決の答えとして思い出す。
その元上司は、今同じ業界で独立したばかり。
新しい小さな会社とはいえ、業界ではライバル同士になったということだ。
まさか、そんなことになるとは当時は考えもしなかった。
教えを請うていた目上の人と同じ立場で仕事を取らなくてはいけない。
無理でしょ!と悲観的になりそうな気分だったが、何とか棲み分けが出来ているようだ。
異業種に転職するための退職と聞いていて、送別会も盛大に行った。
全く違う業種に転職するということで、激励会のようなかんじで温かく送り出した。
なのに、一ヶ月後には同業種で起業するということをブログに書いていて、驚きというか、戸惑いで社内には動揺が走った。
社長は呆れた、という様子で、同業種でライバルになるにあたって容赦しないという姿勢になっていた。
狭い業界で非常に仕事がしづらい様子だったが、うちの会社にいる間に繋いでいた人間関係をつてに、どうにか事業を続けていたようだ。
しばらく噂を聞かなかったし、ブログも見ていなかったのですが、昨日久しぶりにブログを覗いていた。
理由は、当時指導されていた内容を思い出して懐かしく感じたからだ。
事業は上手くいっているようで、ちょうど先週、新オフィスが完成したということを書いていた。
急に応援したい気持ちになって、思わずメッセージを送ってしまった。
返事は返ってきていないが、ライバルとして切磋琢磨しなくてはいけない。